築40年の防災建築街区ビルの建替え
昭和43年に防災建築街区造成法により建築された区分所有建物です。権利者数は約50名で一部に相互借地が存在していました。最大地権者は、大半の地権者が出資して設立していた地権者法人で、ビルの管理者でもありました。キーテナントの撤退や修繕費が嵩んだことで地権者法人の経営状況は悪化し、建替えと会社清算を決断しました。
従前の商業地権者の受け皿(等価交換床)となる商業床を1〜3階に配置し、4階以上を分譲マンションとしました。地権者法人は、デベロッパーに資産を売却して債務を弁済し、清算しました。
概要
従前建物
RC造 地下1階地上7階
従後建物
RC造 地上14階
事業主体
積和不動産関西株式会社
事業手法
等価交換(全部譲渡方式)
担当業務
事業コーディネート
再開発コンサルタント(管理運営計画)
竣工
2011年
事業パンフレット