山陽電鉄播磨町駅前の密集市街地を耐震化、不燃化を推進し、「災害に強いまち」を実現するために、優良建築物等整備事業を活用した共同化事業。

線路敷に面した100mを超える敷地に、従前営業者の店舗、町が運営するクリニックモール、公社が分譲するマンションからなる複合施設を計画しました。

利用状況の異なる用途を可能な限り分割して管理できる計画とし、特に設備計画においては屋外機による騒音、換気設備による臭気への配慮、及びインフラ設備の個別供給、個別計量だけでなく、完成後の個別メンテナンスにも配慮しました。

住戸計画では、日影規制が厳しい中、最上階は２スパンのワイド住戸とし、全室南向き住戸を計画しました。

外観は、駅前広場側のファサードはシンボリックに、バルコニー面は水平ラインを基調としながらアシンメトリーなデザインとすることで圧迫感の軽減を図りました。
また、マンションのエントランスに至るアプローチは、列柱を擁するコリドールとし、ラグジュアリー感をもたせています。