守山学園 かさはらの家
名称
守山学園かさはらの家
所在地
滋賀県守山市
用途
児童養護施設
延べ面積
1,143.65㎡
構造・規模
木造地上1階
建築主
社会福祉法人ひかり会 守山学園
施工
株式会社大兼工務店
竣工
2022年10月
担当業務
基本設計・実施設計・工事監理(共同設計 遊工舎一級建築士事務所)
木のぬくもりで包む、子どもたちの未来。
滋賀県守山市にある児童養護施設の老朽化による建替計画。
子どもたちが安心できる居場所を提供し、生活や教育面での支援をしていく場所として整備されました。当社は設計・監理業務を担当しました。
交流ホールをもつメイン棟、生活棟、一時保護専用棟、自立支援棟を分棟形式とし、各々を渡り廊下でつなぐことで、「家」で生活するような養育環境を目指した施設構成となっています。
全面木造平屋建てとし、構造体を部分的にあらわし仕上げにも木材を多用することで、温かみのある空間を形成しています。
「子どもたちの記憶に残る家に」というコンセプトをもとに、既存の桜の木を残しながら、園舎前に桜並木を作りました。また、夕焼けがきれいな琵琶湖東側の地域特性を活かし、建物全てに夕日の入る天窓を作り、白い内壁には夕日が当たって部屋がオレンジ色に染まるように計画しました。