長野の市民交流とまちなか居住をめざして
権堂地区は、善光寺の参詣者が訪れる地として県下随一の繁華街に発展しましたが、近年は郊外化による人口と消費の流出により、往時の賑わいが遠のいていました。
長野電鉄権堂駅前で行われたこの再開発事業では、市民交流の拠点となる広場と公益施設が整備され、商店街沿いに新たな店舗が誕生するとともに、居住人口を回復するために都市型住宅が供給されました。
建築は、組木細工をデザインモチーフとして長野らしさの創出と伝統の継承を意図しながら、自然素材と現代素材とを融合することで、新しい長野への希望と提案が表現されています。
当社は2010年より、事業コーディネート・再開発コンサルタントおよび設計・監理を担当しました。
概要
施行地区
約0.6ha
用途
北:公共公益・店舗・事務所
南:店舗・住宅
延べ面積
北:4,593.93m²
南:9,258.51m²
構造・規模
北:S造 地上4階
南:RC造 地上14階
竣工
北:2014年
南:2015年
担当
事業コーディネート
再開発コンサルタント(都市計画、資金計画、権変計画、管理運営計画、補助対応等)
計画・設計(基本構想、基本計画、基本設計、実施設計、工事監理)
備考
平成28年度功労者等表彰 [(公社)全国市街地再開発協会]
事業パンフレット