令和5年12月13日、当社が防災街区整備事業のコーディネートおよび設計監理を担当する「東中延一丁目11番地区(東京都品川区)」において、防災施設建築物の起工式が執り行われました。
本地区は老朽木造家屋が多くを占めていたため、火災の発生および類焼、地震時の倒壊および道路閉塞の危険性が指摘されていました。また、土地の細分化と建物の密集により非合理的・不健全な土地利用状況となっており、防災機能の向上と住環境の改善が望まれていました。
これらの諸課題の抜本的解決を図るため、道路の拡幅と建物の共同化が計画されました。令和4年3月に品川区が「防災街区整備事業」を都市計画決定し、令和4年10月に東京都知事が地権者らで構成する「防災街区整備事業組合」の設立を認可しました。
事業組合は住宅63戸からなる防災施設建築物の整備に取り組み、令和8年2月の竣工をめざしています。