氾濫河川の付替えを民間活力で実現
那覇のメインストリートである国際通りに面した衰退商業地「安里(あさと)地区」と、氾濫を繰り返す安里川を挟み、低利用地と老朽密集家屋からなる「牧志(まきし)地区」にまたがる再開発です。
潤いと賑わいのあるオープンスペースとして親水庭園と広場を創出し、都市型生活拠点となる北敷地ビル(商業業務施設・公民館・プラネタリウム・図書館・宿泊施設)と、都心人口回復をめざす南敷地ビル(権利者等および分譲タワー)を整備しました。
沖縄県初の組合施行であるこの再開発事業では、特定業務代行制度と公共施設管理者負担金制度を導入することで、民間事業者の知見と活力が存分に発揮されました。
当社は事業コーディネート担当としてプロジェクトを統括し、行政協議全般と事務局支援を担当しました。併せて再開発コンサルタント、全体設計調整、基本設計および工事監理を担当しました。
概要
施行地区
約2.32ha
用途
南:住宅・店舗・駐車場
北:店舗・宿泊・公共公益・駐車場
延べ面積
南:22,822.37㎡
北:22,396.67㎡
構造・規模
南:RC造 地上25階
北:S造 地上12階
竣工
南:2010年
北:2011年
担当業務
事業コーディネート
再開発コンサルタント(都市計画、資金計画、権変計画、管理運営計画、補助対応等)
計画・設計(基本構想、基本計画、全体調整、基本設計、工事監理)
備考
平成23年度まちづくり功労者国土交通大臣表彰
平成24年度功労者等表彰[(公社)全国市街地再開発協会]
平成23年度全建賞(都市部門)[(一社)全日本建設技術協会]
第17回那覇市都市景観賞
事業パンフレット